諌早九条の会、「九条守れ」と街頭でリレートーク
「一言メッセージ」冊子配る


 八月に結成された、長崎県諌早市の「憲法九条の会・諌早」(世話人代表・嘉村末男氏ら二人)は四日、同市栄町のポケットパークで、「自由に発言できる今こそ、声を大にして『憲法九条を守ろう!』」と、リレートークに取り組みました。
 この日は十一人がマイクを握ってそれぞれの思いを道行く市民に訴え。時間の都合でスピーチできず次回にまわる人もでました。周辺で、賛同者の一言メッセージを小冊子にしたパンフ「平和への風・第一号」を配りました。
 「わが意を得たり」と九条の会の賛同者になった岡本博さんは、「テレビで小泉人気ばかりが流されるかげで、『共謀罪』など治安維持法を思わせる法律が準備されている、なぜその危険性が報道されないのか」と注意を喚起しました。
 先の大戦で「銃後の小国民として毎日空襲に怯えていた」と話した女性は、「若者たちを太平洋に沈めたり、砂漠の砂に埋もれさせてはならない」と、日本の危険な現状を憂いました。
 キリスト者は、「自民党の改憲案は戦争放棄条項を消して『安全保障』に変えた、アジアの人々に『日本はあなたたちの方は向いていません』と告白したのと同じだ」と訴えました。
 人通りは少なかったものの、「話の通りですね」とその場で賛同者になったり、訴えに聞きいる車いすの障害者の姿もありました。同会の賛同者は二ヵ月半で四百人を超えました。

「しんぶん赤旗」2005/11/8