治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(略称 国賠同盟)長崎県本部(吉田次雄会長)は9月16日、第1回目の「墓碑めぐり」を行いました。
 県内の治安維持法による犠牲者と県本部の先輩活動家を顕彰する活動の一環として行ったもので、この日は3人の墓にまいりました。
また、この日にそなえて県本部は、「誇りに満ちた先輩方の足跡を尋ねて」という3人を紹介するパンフレットをつくり、遺族などに手渡しました。
 最初に訪れたのは佐賀県・多以良町にある福岡醇次郎の墓碑。元日本共産党長崎県委員会の副委員長で、治安維持法により逮捕投獄されれた経験を持つ人です。
 2人目は南高来郡吾妻町に墓がある村山滋樹さん。長崎県で国賠同盟を立ち上げた、最初の県本部委員長です。
 3人目は元日本共産党の島原市議で、長く「わかくさ保育園長を務めた、池田清徳さん。島原市内の墓をおまいりしました。
 
 諫早市内から墓碑巡りに参加した、元市議の江頭学さんは、「先輩たちの墓を訪ねて、懐かしむとともに、心が洗われるようでした。池田さんには選挙でお世話になりましたが、立派な跡継ぎで保育園を運営しているのを見て、安心しました。諫早市でも国賠同盟の会員を増やしたい」と話していました。 
  
 県本部手は今後も、長崎市、佐世保市などで墓碑巡りを計画しています。
 なお、この行動には日本共産党長崎県委員会の石川悟書記長も同行しました。

治安維持法国賠同盟が、先輩活動家の墓碑巡り