「再び戦争をしないために憲法九条を守る」
百人が参加し「憲法九条の会・諌早」が設立総会

 長崎県諌早市で、「再び戦争をしないために憲法九条を守る」を主旨に八月二十八日、「憲法九条の会・諌早」設立記念総会が開かれ約百人が参加、会員を拡大し会の継続を図ることを行動目標として確認しました。

 総会では、世話人を代表して嘉村末男氏(医師)が「もう一度憲法を読み直し思いを新たに」とあいさつ。「長崎県九条の会」呼びかけ人の一人で長崎大学原爆後障害医療研究施設の朝長万左男施設長が、「日露戦争から百年|日本の近現代史と九条」と題して講演しました。
 朝長氏は戦争の二十世紀を振り返り、「日本の近現代史は歴史を吟味し自ら考えなければ、歴史から学べない」と指摘。「(自民党の改憲案のように)自衛隊を自衛軍に変え、はたして日本国民と日本の民主主義は軍隊と軍事力をコントロールできるか」と問いかけ、交戦権を否定した

 日本の平和憲法の必要性を強調しました。
 総会では、「大村市九条の会」(大村市)と「城山憲法九条の会」(長崎市城山地域)の代表も参加、連帯あいさつをしました。県内では、二十六の地域・職場で「九条の会」(準備中含む)が活動をすすめています。

「しんぶん赤旗」2005/09/01