日本共産党代表団が「恵の丘原爆ホーム」と「日赤原爆病院」を訪問、被爆者見舞う


 原水爆禁止二〇〇五年世界大会・長崎に参加している日本共産党代表団は八日、長崎市三ツ山町の恵の丘長崎原爆ホームと日赤長崎原爆病院(同市茂里町)を訪れて被爆者を見舞い、関係者と懇談しました。浦田宣昭・書記局次長、小泉親司前参院議員、西村貴恵子衆院比例候補、原口敏彦長崎一区候補、中田晋介県議が参加しました。
 恵の丘原爆ホーム(堤房代施設長)では、約百人の被爆者らが「恵の丘のうた」で出迎え。
 浦田次長は、「被爆者のみなさんの声と願いが世界を動かし、原水爆禁止世界大会には外国の若者がたくさん参加しています」と入園者を激励しました。入園者を代表して、皆良田トシ子さんBHが、「あの惨状はいまも忘れません。原爆のない世界をつくるため、私たちも語り部として努めます」と、見舞いへのお礼をのべました。
 堤施設長らは、「被爆体験を語ろうとしなかった入園者が、ヨハネパウロ二世の訪問を機に語り始め、被爆体験の証言集は二十集になりました。年齢を重ねるにつれ『語らなければ』の思いが強くなっているようです」と話しました。
 原爆病院では、近藤和彦院長の案内で入院中の被爆者を見舞いました。近藤院長は、「年間の入院被爆者は千七百十人で高齢化とともに増加しています」とのべ、重複ガン患者も年々増えていることを明らかにしました。