NPT会議報告かね「核廃絶署名」-長崎市で−

                   「しんぶん赤旗」2005/6/11

 「いま、核兵器廃絶を!」署名の「長崎市推進委員会」(市原水協内)は九日、同市浜町の大丸前で六・九行動に取り組み、先の核不拡散条約(NPT)再検討会議・長崎要請団の現地活動報告をかねて、同署名への協力を呼びかけました。
 現地ニューヨークでの活動を記録した写真を展示しながら、「五百三万人の署名(長崎市内六万人)を国連に届け、核廃絶をアメリカ市民にアピールしました」とチラシを配布。長崎自治労連から要請団に参加した代表ら七人が「被爆地から核兵器廃絶の声を大きく」と訴えました。
 手をたずさえあって報告写真を見つめていた老夫婦が、黙って核廃絶署名にサイン、「これでいいですか、がんばって」と声をかけます。
 爆心地から五`で被爆したという中村喜代子さんAFは、「親せきの被爆者も、いまガンで苦しんでいる。被爆者ががんばって話をせんばと思うけど身体が動かない。こんなにがんばってもらってうれしい」と、配られたチラシをしっかり握っていました。