親子で田植え

”おいしいおコメになってね”
           「しんぶん赤旗」2005/6/29
     
「おいしいごはんになってください」「泥のス−プはいかが?」-。
 お母さんが子どもたちと会話しながら田植えを楽しんでいます。
 長崎県島原半島の南高農民組合と新日本婦人の会の「ふれあい田んぼ」(北有馬町)に約30人が集いました。
 おそるおそる不安そうに田んぼに入った子どもたち。すぐ手つきがよくなり、教わった通りに田植えヒモに沿って早苗を立てていきます。
 「泥が顔にかかった」「あ、カエルだ」「ほら、カタツムリ」と大はしゃぎです。そばで笑っていた農民連の荒木弘光さん、「1カ月たったら、自分が植えた苗が大きくなって感動するよ」と子どもたちにやさしく語りかけていました。
 泥まみれになってがんばる小学1年生の平海(なぎ)君のお父さんは、「毎日食べる米がどうしてできるか、少しでも感じてくれれば」と目を細めていました。そばに「やっぱり食べたい日本のお米」の大看板が立ちました。秋には収穫祭が待っています。