よみがえれ!有明訴訟
支援する会が長崎市で集会開く


 六月二二日、よみがえれ!有明海訴訟を支援する長崎の会が呼びかけた、「6.22長崎集会」には五十五人が参加し、今後の運動を強めていくことを誓い合いました。
 最初に「福岡高裁の不当決定と今後の展望」について有明海訴訟弁護団の森永正之弁護士が報告。高裁決定が漁業被害と干拓事業の因果関係を認めながら、漁民の訴えを退けたことを厳しく批判しました。同時に、高裁決定が「中長期の開門調査の必要性」を認めたことは、開門調査を求める運動の新たな根拠になると指摘。許可抗告など今後の裁判闘争の見通しなどについて、弁護団の活動をふまえて語りました。
 支援する会の高村暎事務局長は、内部堤防などな工事が急ピッチで強行されている状況について詳しく紹介し、「工事が完了すると排水門の開門と有明海の再生には大きな困難が生じる」と強調しました。そして、「工事を完了させずにくい止めるために、大いに運動を強めていこう」と、海上デモや署名などの活動をひろげ、漁民の原告を飛躍的に増やすこと、支援する会の輪を広げることなどを提起しました。
 参加者からは、「相手側がイヤになるような活動をしつこくやり抜くいて、どうしても有明海を再生させたい」などの意見が出されました。