消費税なくす長崎の会
150回目の街頭アピール
 生活不安語り署名する姿も

 「黙っていたら大増税。あなたもなくす会へ|」と訴え続けている「消費税をなくす長崎の会」の街頭宣伝・署名が二十四日、十二年前の第一回目の行動から数えて通算百五十回となりました。
 この日は、消費税導入後の十七年間に国民の暮らしがどうなったかを繰り返し訴えました。
 「高齢化社会のためという消費税導入の口実はウソだった。集めた消費税とほぼ同じ額が法人税減税に消えた」という訴えに、通りかかった青年Fは、「輸出企業には『戻し税』というのがあるんですか。それでダントツの利益をあげたトヨタの会長が消費税大増税を主張しているんですか」と驚きの表情です。
 「十七年間に医療制度は六回も改悪され、介護保険はあがり、年金は下がりっぱなし。福祉後退はあまりにひどい」との訴えには中・高年の女性が駆け寄りました。「消費税が一〇%以上の世の中なんて考えられませんよ」(五八歳)「小泉さんには、郵政民営化より国民の暮らしを真剣に考えてもらいたいですね」(六二歳)などと、署名するより早く口を開きました。
 この日は繁華街の大丸前で八人が声をからして署名を呼びかけ。一時間余で百二十二人が入会署名にサインしました。
 百五十回の行動に毎回参加し、行動を積み重ねてきた同会の吉田恒雄事務局長は、「最近の行動では、最初のころと比べ『何とかしてほしい』と、福祉切捨てや増税への危機感を訴える人が多く、切実さが伝わってきます」と、百五十回目の行動を終えての感想を語りました。