対馬市で演説会。武本市議と中田県議が訴え
 近づく市議選では「『住民が主人公』の立場かどうか」が議員を選ぶモノサシ
                 「しんぶん赤旗」2005/4/26

 昨年三月に離島の六町が合併して誕生した、長崎県対馬市の最初の市議会議員選挙(五月十五日告示)を前に、日本共産党対馬市委員会は二十四日と二十五日の両日、同市厳原町と上対馬町で演説会を開きました。
 同市は南北約九十`の離島、人口約四万人の漁業と林業を中心とした過疎地域。公共土木事業への依存度が高く、「合併後の市の将来や、暮らし・福祉の後退」に不安が広がっています。
 二十五日、上対馬町比田勝での演説会には三十五人が参加。日本共産党の武本哲勇市議は、「(市は)旧町時代の基金を次々に取り崩し赤字再建団体寸前にある」と指摘。十八億円をかけたレジャー施設の赤字を、経営責任も不問のまま市民の税金で穴埋めしようとしており、「行政を監視し、市民の立場でモノをいう日本共産党の議員がいまほど必要なときはない」と強調、その役割を引き続き担わせてほしいと訴えました。
 ともに支援を訴えた中田晋介県議は、憲法改悪や消費税増税を狙う小泉内閣の悪政、これを競い合う民主党の動きのなかで、「今の政治を変えてほしい」と、日本共産党への期待が広がっていると指摘。「企業献金をもらわず、企業の後押しを受けない日本共産党の議員だからこそ市民の立場でがんばれる」と支援を呼びかけました。
 日本共産党の演説会は初めてという女性は、「選挙のときだけの『市民代表』では困る。私利私欲のない共産党の議員にがんばってほしい」と話していました。