平和憲法守ろう
長崎市滑石地区で、「滑石九条の会」を結成

 四月二四日午後、長崎市の滑石(なめし)地区ふれあいセンターで、「滑石九条の会 」(呼びかけ人代表 前川達雄医師ら三氏)結成のつどいが 開かれ百三十人が参加しました。この会は、「長崎県九条の会」呼びかけ人の東幹夫長崎大学名誉教授ら、地域に居住する大学教員、弁護士、牧師、医師、教師、音楽家、詩人、陶芸家、お寺の住職など各界・各層の二十三人が呼びかけたものです。
 つどいでは、「お国ことばで憲法九条を聞く(CD)」のうち「島原弁」の部分を参加者で聞き、「うたごえ」の有志が「憲法を守ろう」と呼びかける歌を披露しました。ついで、舟越耿一長崎大学教授が、「やさしい憲法なはなし」と題して講演。この中で船越氏は、「憲法は政治家を縛るためにある。憲法の平和主義とは国に戦争をさせないこと」と訴えました。
 また、「私たちは被爆地長崎市民として、『戦争は二度といやだ』、『ながさきを最後の被爆地に』との思いでいっぱいです。…今こそ声を大きくして憲法を守りましょう」と呼びかけたアピールを採択しました。
 今後の活動として、滑石地域の有権者三万七千人の過半数をめざして「憲法改悪に反対して九条を守る」署名活動にとり組むことや学習会を開くことなどを確認しました。
  なお、つどいでは長崎県九条の会、長崎市の「城山憲法九条の会」、日本共産党の中田晋介県会議員のメッセージも紹介されました。
参加者の一人六十歳の女性は、「私は、戦死した父の顔を知りません。絶対に戦争はしてはいけないと思って参加しました」と自らの思いを語っていました。

つどいのようす

うたごえ有志のみなさん

日本共産党の堀江ひとみ市議も発言

記事、写真は長崎市北陽町の藤原春光さんの提供です