「核廃絶署名」に若者ら次々
「人間の知恵は平和のために使って」と市民

                    「しんぶん赤旗」2005/4/22

 ニューヨークでの核不拡散条約(NPT)再検討会議を前に、長崎市署名推進委員会が取り組む署名活動に関心が高まっています。
 十九日には、県民主医療機関連合会(民医連)の職員や新日本婦人の会の女性たちら十数人が、浜町大丸前に被爆直後の子どもたちの写真パネルを展示して署名を呼びかけました。
 「ガンで亡くなった祖母が被爆体験を話してくれた。原爆のことをもっと知りたい」(高一の女性)「祖父も祖母も被爆者、核兵器はなくすべき」(高三の女性)「(原爆写真パネルを)見ているだけでつらい、核兵器はいらない」(二十一歳の男性)|。
 高校生の集団や勤め帰りのサラリーマン、主婦らがそれぞれに長崎原爆への思いを語り、「がんばってください」と声をかけながら署名していきます。この日はとりわけ女子高校生など若者の反応が大きく、署名の呼びかけにも熱が入っていました。
 被爆二世という市内の女性は、「小型の核兵器とか実験とか、アメリカはいいかげんにしてほしい。人間の知恵はもっと平和のために使うようにしてもらいたい」と訴えていました。