核廃絶署名、長崎市で5万人を突破
「世界大会までに十万人署名を」と長崎市署名推進委員会

                        「しんぶん赤旗」2005/4/14

 被爆地・長崎で、「いま、核兵器の廃絶を」署名が人口一割超の五万人を突破しました。署名は四月上旬で約五万四千人となっています。
 運動をすすめている長崎市署名推進委員会(市原水協内)は五日の総会で、「一ヵ月で一万人は集められる」と確信を深め、「世界大会までの十万人署名」に取り組むことを決めました。
 総会では、経験を交流するとともに、@商店街や平和公園など定時定点での継続した取り組み、A企業や諸団体などへの新たな協力の拡大、B初めて署名に取り組む諸団体の奮闘など、取り組みの教訓を確認しました。
 署名は、長い歴史をもつお寺にポスター掲示をお願いしたり、自治会や郵便局、タクシー会社への署名依頼など、引き続き多彩な取り組みをすすめています。
 九日には、平和公園で六・九行動にも取り組み、「核兵器廃絶への約束を守らせるため、核不拡散条約(NPT)再検討会議に届けます」と署名を訴えました。
 近くに住む高野由子さんは、被爆当時のことを振り返り、「いまも生きていることが不思議。(アメリカは)どうして原爆をまた使おうとするのでしょうか」と不安を訴えていました。
 推進委員会では当面、浜町・鉄橋(16日正午〜)、浜町・大丸前(19日午後4時半)での署名行動を予定、二十一日午後六時からNPT要請団の壮行会を行います。