諫早市議選。
ハンセン病原告・谺雄二さんが「愛すべき『孫』を議会に」と、中野候補を応援
              「しんぶん赤旗」2005/4/7

 ハンセン病国賠訴訟全国原告団協議会の谺(こだま)雄二会長‖群馬県在住‖が、大混戦の長崎県諌早市議選(定数34、立候補56人)で、日本共産党・中野太陽候補(27歳)の応援に駆けつけ、感激の再開となりました。
 日本共産党第二十三回大会(二〇〇四年一月)が取り持つ縁で実現したもの。五日夜、西諫早公民館で開かれた中野候補の個人演説会には、会場いっぱいの約七十人が参加しました。
 自らの少年時代の体験をとりあげ、党大会で「人間の平等」を訴えた中野さん。七歳で発病した谺さんは、国の政策で苦しみを強要された人生にもふれて、「やさしさと人権感覚あふれる発言に心引かれた」「すばらしい青年に出会えた」と当時を振り返りました。「愛するおじいちゃん」と語りかけるメールをもらい、そのからお互いの活動を励ましあってきたといいます。
 車いす越しの谺さん、「愛する『孫』を議会にとの一途な思いで駆けつけた」とからだいっぱいで訴えました。
 中野候補は、「だれもが差別なく幸せに暮らせる社会をつくりたい。若者たちが自らの力で政治を変えていく力になりたい」と顔を紅潮させました。「住民をないがしろにする市政は許せない、私は不正には屈しない」との訴えに、「そうだ」の声があがりました。