「17回目の怒りの日」と消費税反対の宣伝
「もうだまされないわ」と市民の怒りの声

              「しんぶん赤旗」2005/4/3

 消費税廃止長崎県各界連絡会と消費税をなくす長崎の会は、消費税導入十七年目となる一日、長崎市浜町の鉄(てつ)橋で宣伝・署名に取り組み、「十七回目の怒りの日、暮らしと営業破壊の消費税やめよの声を」と訴えました。長崎民主商工会など各界連に参加する諸団体の代表ら二十人が参加しました。
 参加者は交代でマイクを握り、「年金からまで税金をとり医療費もあがる一方。消費税増税は生活破壊税」「『消費税は福祉のため』は真っ赤なウソ。十六年間の消費税は百四十八兆円、うち百四十五兆円が大企業の減税に使われた」と消費税の本質を暴露し、二大政党の増税競争は許せないと訴えました。
 市民らは、「庶民はいじめられっぱなし。いまの政治はめちゃくちゃだ」「ますます不況になる、増税なんてとんでもない」などと怒りの声を寄せて署名。「消費税が一〇%にも」と描かれたポスターを見て、「本当か」と質問する人も多く見られました。
 署名した女性Hの二人づれは、小泉首相に「ふざけるな、もうだまされないと言いたい」と、顔を見合わせ生活不安をぶちまけました。
 「十七歳です」と笑う女子高校生は、「生まれたときから消費税あったから深く考えなかったけど、当たり前ではないんですね」と、消費税導入や税率引き上げに疑問の目を向けていました。