国際女性デー長崎県集会
女性の心ひとつに「憲法守る心をつなげ」「核兵器のない世界を!」など訴え

                「しんぶん赤旗」2005/3/6


 「憲法・教育基本法改悪許すな」「暮らしといのちを守ろう」を主テーマに、「被爆六十年・二〇〇五年国際女性デー長崎県集会」が五日、長崎市魚の町の男女共同参画センター・アマランスで開かれ、約八十人が参加しました。「長崎県九条の会」呼びかけ人の一人・葛西よう子氏(長崎YWCA会長)が、「『近代国家と憲法』|憲法は何のためにあるのですか」と題して講演しました。
 出口俊子実行委員長は、「八日の国際女性デーは、世界の女性たちが『パンと男女平等と平和を』と立ち上がった日」と、その歴史を紹介。
 葛西氏は、世界の憲法の歴史にもふれ、「憲法とは、権力者をしばるために制定されたもの。権力者が守るべき義務を明記したもの」と強調。憲法をそもそも論から理解し、前文にかかれた根本精神をしっかり身につけた共同した活動を呼びかけました。
 集会では、「世界に先がけて平和と非戦、人権をかかげた日本の憲法が『あぶない』」「平和と権利を求める女性の心を一つにし、いまこそ声をあげよう」と呼びかけるアピールを採択。「世界の女性たちと手を結び、平和をきずくため立ち上がろう」と訴えました。