再び戦争しない、被爆者をつくない

 爆心地…長崎市の「城山憲法九条の会」がつどい

 長崎市内の爆心地で「ふたたび戦争しない、被爆者をつくらない」をスローガンに、2月20日「城山憲法九条の会」が地域の公民館で「つどい」を開きました。約50人の参加者は「九条を守ろう」で心を一つにしました。
 会の代表・楠田昌子さん(歯科医師)がイラクへ行った経験ふまえて、結成への思いといきさつを語り、開会の挨拶をおこないました。
 代表でもある下平作江さん(原爆遺族会会長)が、親や兄弟姉妹を失った自らのつらい被爆体験を語り、「戦争は二度としてはならない」「九条は何としても守らなければならない」と訴えました。
 涙を流して聞き入る人が多く見られました。会場から医師、高校教師、主婦などが、憲法九条への思い、地域に「九条の会」が結成されたことへよろこびなどを発言しました。
 また園田鉄美さんは九条への思いを込めた自ら歌「あなたの手に」など3曲を披露(写真)。
 最後に佐久間洋子事務局長(新婦人県副会長)が今後の活動として、賛同者を広げていくこと、学習会・小集会の開催、署名活動、募金活動を提起し、みなさんと一緒に運動を広げていきましょうとよびかけました。
 この「会」は、城山、西城山の2つの小学校区を対象に、1月19日原爆遺族会長、長崎の証言の会代表、小児科医師、歯科医師、教会牧師、大学助教授、高校教師、音楽家など12人が呼びかけ人となって結成されました。当初会場は城山小学校でしたが、直前に使用拒否になり、会場変更しての開催となりました。