長崎市の予算要求回答
乳幼児医療無料化や香焼の落矢ダム使用などで前向き回答

               「しんぶん赤旗」2005/2/23

市議五人そろって交渉

 日本共産党長崎県南部地区委員会(寺田敏之委員長)と同長崎市議団が提出していた二〇〇五年度予算要望書への回答のなかで、長崎市は二十一日、乳幼児医療費無料化拡大と、合併に伴う先の市議増員選で問題になった落矢ダム水源使用(香焼)などで前向きの回答を行いました。
 昨年十一月の要望書提出時にも同席した津村国弘・前香焼町議と内田隆英・前伊王島町議はこの日、同市の市議として出席。山本誠一市議団長、中田ごう、堀江ひとみ市議とともに五人の市議がそろって回答書を受け取りました。
 伊藤一長市長は、県の就学前までの乳幼児医療費全面無料化(十月)の動きを受け、「六月議会で補正予算を組めないか検討したい」と回答しました。
 同市長は、旧香焼町民の「これまで通り落矢ダムの水を飲み続けたい」との要望について、「市民委員会をつくり意見を聞きたい」と前向きの姿勢を示し、旧伊王島町民の足である交通船については、「助成が打ち切られ値上げになっていたとは知らなかった」と答えました。
 山本市議団長は、「三人から五人への議席拡大を、これからも市民要求実現の力にしていきたい」と話しています。