金鶏報暁(きんけいほうぎょ‖今年の干支をあらわすオブジェ)や孫悟空、飛馬などをあしらった大小のオブジェと一万二千個の中国ランタンに染まった長崎市。九日、長崎の夜の街を極彩色に染める「二〇〇五長崎ランタンフェスティバル」が始まり、連日、多くの観光客や市民でにぎわっています。
 主会場の湊公園や中央公園、唐人屋敷などのイベント広場では、中国雑技や獅子舞、龍踊り、胡弓演奏など、夜九時まで中国色豊かな催しを思いっきり楽しむことができます。清朝時代の「皇帝パレード」(十二日、十九日)や、唐の貿易船の航海安全を祈願した江戸時代の「媽祖(まそ)行列」(十三日、二十日)も再現されます。
 唐人屋敷会場の「ローソク祈願四堂巡り」、歴史の重さを実感する唐寺・興福寺の幻想的な儀式もおすすめです。
 ランタンフェスティバルは、同市新地の中華街で行われていた中国の旧正月(春節祭)を発展させた長崎の冬のイベント。二十三日(水)まで続きます。詳細はрO95・829・1314の実行委員会まで。

ランタン祭。1万2千個のランタンやオブジェ、中国風の催しで連日賑わう長崎市

「しんぶん赤旗」2005/2/12