次は市民の常識がとおる市議会を。市議選へ三候補全力

 合併による「九十一人もの議員は不要」と市民の請求で実施された、長崎県五島市の議会解散を求める住民投票は三十日、投開票が行われ、「解散に賛成」が有効投票の八九・八六%(二三、二六九票)と圧倒的多数を占めました。同市では、四十日以内に出直し選挙(全市一区・定数二十六)が行われます。
 日本共産党は、「議会と市民の意識の隔たりは明らか」と、議会内外で即時解散を求め最後まで奮闘、住民投票でも積極的役割を果たしました。
 大差で解散が決まった投票結果に、保守系議員を応援してきた市民からも「解散が実現してよかった」などの声が多く聞かれました。日本共産党は、「住民の声が市政を動かした」と、住民投票の意義を伝える「五島民報」を発行して街頭宣伝、「次は、市民の常識が通る市議会を」と呼びかけました。
 出直し選挙では、「暮らしや新しい街づくりへ、草の根の声をいかす市議会をどうつくるか」が大きな焦点になるとみられます。日本共産党は三議席確保を目指し、向原安男(63)、橋本憲治(43)、江川美津子(52)‖いずれも現‖の三氏が立候補を予定。十二日には田村貴昭衆院比例代表候補を弁士に演説会を開くことにしています。

五島市
議会解散「賛成」が9割。住民の声が市政を動かす

「しんぶん赤旗」2005/2/1