「いつ命落とすかわからん。自衛隊員の親はたまらんよ」と署名相次ぐ

 自民、公明両党がイラク派兵承認案を強行採決した三十日夕刻、長崎市の繁華街・大丸前では、自衛隊派兵に反対する二時間の宣伝・署名が行われ、「大義のない米軍占領支援を直ちにやめよ」と訴えました。
 有事法制に反対する長崎県連絡会と同市連絡会が取り組んだもので二十一人が参加。新日本婦人の会の女性たちも大勢かけつけ、行き交う市民らに平和への思いを熱心に訴え対話しました。
 周囲は、「長崎ランタン祭り」を彩る中国ランタンの光と見物客でいっぱい。「日本の若者たちを戦場に送ってはなりません」との訴えに、高校生や家族連れの人たちらが自ら駆け寄り署名する姿が多く見られました。 「孫が先日まで北海道の自衛隊にいた」という市内の女性AGは、「自衛隊がイラクに行けば戦争にきたと思われるでしょ。いつ命を落とすか分からん所にはやれんから(自衛隊を)やめさせました。親はたまらんですよ」と話しました。
 孫二人を連れた別の女性も、「戦争の時代になって、この子たちが巻き込まれたらたいへんですから」とすすんで署名。学校帰りの女子高生三人連れは、「戦争はいやです。核兵器が使われたらと思うとぞっとします」と口をそろえました。
 日本共産党の中田晋介県議、堀江ひとみ市議も共に訴えました。
「イラク派兵やめよ」「被爆地長崎からの平和の声を大きく」と宣伝署名
「しんぶん赤旗」04/02/02