先に、合併強行町長のリコールを求める住民投票で町長が失職した、長崎県香焼町は、出直し町長選を二月十日告示・十五日投開票で実施することを決定しました。
 日本共産党香焼町委員会も参加する、「小さくても輝く町をめざす町民の会」は十八日、同町内で会見し、町長候補として吉原寿一氏(57歳)【前同町住民環境課長】を擁立すると発表しました。

「長崎市との編入合併はせず香焼町の自立をめざす」と決意

 長崎市への編入合併でなく香焼町の自立をめざす、「小さくても輝く町をめざす町民の会」(輝く町民の会)‖代表・菅政和医師、嶋賢治税理士ら三人‖は十八日、香焼町の同会事務所で記者会見し、二月十日告示・十五日投開票で行われる出直し町長選に、同町の元住民環境課長で会の代表の一人・吉原寿一氏(57歳)を統一候補として擁立すると発表しました。
 吉原氏は、「地方自治体の仕事は身近な役場として住民を支えること。今回のリコール成立に伴う町長選挙は香焼町が自立していくための最後の選択の機会」とのべ、合併の是非を問う住民投票の実施や、今の福祉・教育制度を守り地域経済の発展に力を尽くすとの決意を表明しました。
 日本共産党香焼町委員会(津村国弘委員長)は、「輝く町民の会」の一員として吉原氏を推薦、当選に全力をあげます。
 町長選は、失職した前町長の徳永繁冨氏との一騎打ちになると見られています。

吉原寿一(よしはら・じゅいち)氏の略歴
香焼町生まれ、長崎県立長崎東高校卒・西南学院大中退、役場職員として三十四年間在籍、環境課長や住民環境課長を務める。この間、県立諫早農業高校PTA会長、安保・丹馬地区ペーロン協会会長、町職員組合委員長など歴任。
合併せず、香焼町の自立めざし
吉原寿一前課長が立候補表明
「しんぶん赤旗」04/1/19