許せない北朝鮮の道理ない態度。解決めざしねばり強い強力な交渉を

 共産党県委員会の訴えに拍手が

 横田めぐみさんの「遺骨」は別人−に国民と県民の怒りが広がっています。日本共産党長崎県委員会は、重大な局面にさしかかった拉致問題についての見解を広く知ってもらおうと12月18日、長崎市内の繁華街などで街頭から訴えました。
 山下満昭県委員長と西村貴恵子県常任委員は、「北朝鮮の特殊機関とは」の特集記事を組んだ「しんぶん赤旗」日曜版をかざしながら、訴えました。
 山下氏らは「12月8日に横田さん、9日は松木さんの『遺骨』なるものが、別人のものと判明。北朝鮮の不誠実な態度に心から怒りを覚えます、みなさんも同じ気持ちではないでしょうか」と呼びかけました。
 そして、このような重大な局面のもとで「いま必要なのは、これまでの延長線上でない強力な交渉です。この間の交渉で、北朝鮮の『特殊機関』が今なお存在し、真実解明の障害になっていることがはっきりしました。拉致の全貌を知り、責任もって特殊機関のしたことを解明できる人物を交渉の当事者にする必要があります」と話し、日本共産党が政府に申し入れた内容について、説明しました。
 そして、北朝鮮が道理のない態度をつづけるならば、交渉を成功させるために経済性も、当然検討する必要があるという、共産党の立場を述べました。
 また、「すぐに『交渉を打ち切れ』という声もあるが、日本側から交渉をうち切れば、自ら真実解明の道を閉ざすことになります」と自民党など一部の人たちの主張に反論しました。
 そして、日本共産党の国際的無法行為を一貫して批判してきた、日本共産党の立場をのべて、「そういう党だから、、これからも拉致問題の解決に全力を尽くします」と訴えました。
 さらに、「しんぶん赤旗」日曜版の紙面を示して、北朝鮮問題やくらしのことがよく分かる新聞と紹介して、購読を呼びかけました。
 市民の関心は強く、立ち止まって聞く人の姿があちこちに見られ、長崎駅前では電車を待っている女性たちが最後まで演説を聴き、大きな拍手と声援を送ってくれました。