「十数%の消費税なんてひどすぎる」と年金生活者ら怒りの声
                  「しんぶん赤旗」2004/11/26




 消費税をなくす長崎の会は二十四日、長崎市浜町の大丸前で、通算百四十三回目の街頭宣伝・署名活動を行い、「なぜ大企業は減税で、中小業者と庶民へは大増税なのか」と庶民の声を紹介しながら、消費税をなくす会への「入会署名」を呼びかけました。行動には十五人が参加しました。
 同会の吉田恒雄事務局長らは、政府・与党が所得税などの定率減税を廃止し、国民に三兆三千億円ものつけ回しを狙っていることや、「二〇〇六年秋からの消費税大増税」(政府税調会長)へ、動きが急速に強まっていることなどを訴え。「いまこそ増税法案をつくらせない、出させないために声をあげよう」と呼びかけました。
 ジングルベルが鳴りはじめた繁華街。「十数%の消費税なんてひどい話です」(年金生活の女性)「もう上げて欲しくないですよ」(二十歳・男性)などと、年金生活者や女性、若者らの署名が目立ちました。
 署名が始まると同時に駆け寄ってきた女性は、「小泉さんは独裁者だ。消費税が十%超えるなんてたいへんなことですよ。何とかしてほしい」と生活のきびしさを切々と語っていました。
 一時間余の行動で二百六十七人から署名が寄せられました。