「こんな活動は初めて」「がんばっての声がうれしい」と初参加の高校生が感想


 長崎県内の高校生による、新たな「高校生一万人署名」活動がスタートしました。「核兵器廃絶と平和な世界を」と毎年八月、被爆地長崎の高校生らの声を国連欧州本部に届けています。今年で五年目です。
 新実行委員会の署名目標は、来年が被爆六十周年ということで六万人。十四日、最初の署名行動が長崎市浜町の鉄橋(てつばし)で取り組まれ、長崎や佐世保市内などから二十人を超える高校生が参加し署名を呼びかけました。
 佐世保から参加した女子高生(三年生)は「インターネットでこの行動を知り、自分も参加したいと思い一人でやってきました。こういう活動は初めてです」と、参加のきっかけを話します。別の女子高生は、「『がんばって』と励まされることがうれしい。でも素通りする人も多く残念な気もします」などと、初参加の感想を語っていました。
 買い物中、同じ高校の生徒の呼びかけに応えて署名した女子高生は、「後輩が頑張っている、すごいと思います」とエールを送っていました。
 大村から来たという中年の女性も、「みんな同じことを考えているんです、頑張ってほしい」と、目を細めて見守っていました。
 署名行動は毎週日曜の午後行われる予定です。
核兵器の廃絶めざして
六万人の署名目標に、高校生が活動スター
「しんぶん赤旗」2004/11/17
核廃絶のページへ