「戦争やめるべき。小泉さんはおかしい」と労働者や市民

 イラク・ファルージャでの米軍の無差別攻撃と、これに加担する小泉内閣に抗議する緊急昼休みデモが十二日、長崎市の官庁街で行われ、労働者や市民ら約九十人が駆けつけて怒りの声をあげました。
 有事法制に反対する長崎県連絡会が呼びかけたもの。工事現場の労働者や通行中の市民の間からも、「がんばれ」「イラク戦争反対」の声がとびました。
 参加者は、手に手に「無差別虐殺をただちにやめよ」「自衛隊はイラクから撤退せよ」などと書いたプラカードやのぼりを持って行進。「日本はアメリカの手先になるな」など、シュプレヒコールの声もひときわ大きく響いていました。
 「六歳で被爆した」といって、建設現場の柵ごしにデモ隊を見ていた男性は、「アメリカは攻撃をやめるべき、市民ばかりが犠牲になっている。小泉さんの考えはおかしい、アメリカの手先のようだ。逆にブッシュに戦争はやめろというべきだ」と声を荒げていました。
 デモ終了後の集会で、同連絡会の大塚孝裕事務局長は、「在日米国大使館や小泉首相に怒りの声を集中しよう」と訴え、今後のたたかいの強化を呼びかけました。
 日本共産党も街頭宣伝や号外配布

 日本共産党長崎県委員会の石川悟書記長(写真)や吉田直弘副委員長らは12日午前、「アメリカはファルージャ攻撃をやめよ」と、長崎市内で宣伝カーから訴えました。石川書記長らは、「アメリカ軍によるファルージャ攻撃で子どもたちや女性ら、多くの市民が殺戮されている。国際人道法を踏みにじる戦争犯罪で、絶対ゆるません。被爆地長崎から『野蛮な攻撃の即時中止と、自衛隊はイラクから撤退せよ』という声をあげましょう」と呼びかけました。
 この訴えに手を振ったり、声援を送る市民の姿も見られました。また、宣伝カーのそばでは、「ファルージャ攻撃の即時中止」を呼びかけた「しんぶん赤旗」号外を市民に配布しました。
ファルージャ攻撃ただちにやめよと、緊急昼休みデモ行進 
  日本共産党も街頭宣伝や号外配布(記事は下)