大会成功へすすむ準備


 十九日からの「二〇〇四年日本平和大会」を前に、準備がすすめられている長崎県佐世保市では七日、動く分科会「佐世保基地行動」を成功させようと、基地ガイドのフィールドワークが取り組まれました。同市平和委員会(町田勇会長)がおこなったもの、大会参加者に米軍基地や自衛隊基地を案内し実態を説明する仕事を担います。ガイドを予定している人のうち十七人が参加しました。
 この日は、前畑弾薬庫やLCAC(エアークッション型揚陸艇)駐機場のある崎辺地区、針尾の米軍住宅や弾薬集積場などを約三時間かけて視察、日本平和委員会の山下千秋理事から、それぞれの基地の特徴や規模、役割などを聞きました。参加者は、金網ごしの米軍住宅建設現場や、整備がすすむ海上自衛隊倉島基地の動きなどを注意深く観察、ガイドのポイントをメモしていました。
 参加者からは、「日ごろは何気なく通り過ぎる基地周辺だが、改めて米軍基地の増強ぶりにおどろいた」といった声が聞かれました。現地では、大会までさらに学習を深め、基地の実態を一人でも多くの人に知ってもらおうと奮闘中です。
 動く分科会「佐世保基地調査」は二十一日・午前八時にアルカス佐世保西側の「みなと口広場」に集合。大会参加の希望者全員参加できます。
平和大会でガイドをつとめる人たちが佐世保基地を視察しました
「しんぶん赤旗」2004/11/12
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