「戦争はいや、憲法のことは国民にとって一番大事なこと」と市民の声


 「憲法改悪を許さず、憲法の値打ちを広げよう」と結成された、憲法改悪反対長崎県連絡会は三日、長崎市のチトセピア前で、発足して最初の宣伝・署名活動に取り組みました。連絡会に参加している県革新懇や県労連、高教組、民医連などから十数人が参加、一時間の行動で「守ろう九条、生かそう憲法」のチラシ五百枚を配り、百三十四人から署名が寄せられました。
 マイクを握った参加者は、この日「長崎県九条の会」が発足記念集会を開いたことを報告、「戦争で平和は築けない。九条を守れの一点で力を合わせよう。署名であなたの意思表示を」などと呼びかけました。
 「署名したい」と駆け寄る中学生や、黙って名前を書く高校生。署名した人の中には、「戦争と聞けばあの日のことを思い出す」と、原爆被爆の体験を話す女性の姿も見られました。
 年老いた老夫婦を支えながらいっしょに署名した五十歳ほどの女性は、「(憲法九条のことは)国民にとって一番大事な問題。二度と戦争をおこさせてはいけない」と話し、お互いにうなずきあっていました。
憲法改悪反対連絡会が宣伝と署名 
    …文化の日に長崎市の住吉で
「しんぶん赤旗」2004/11/6