支援する会は全国十六番目の結成

 二〇〇三年のいっせい地方選で大分・豊後高田市の大石忠昭市議が、公選法違反に問われて不当逮捕・起訴された事件で九日、長崎市で「大石市議事件を支援する長崎の会」が結成されました。結成総会には県内から、諸団体の代表ら二十人が参加しました。
 同事件は、後援会員宅に「後援会ニュース」を届けるという当然の政治活動を、公職選挙法が禁じた文書配布・戸別訪問にあたるとしたもの。大分地裁で公判が続いています。
 支援の訴えに駆けつけた大石市議は、「住民への奉仕」を信条に三十数年間続けてきた政治活動の内容と事件の経過をのべ、「日常の政治活動、後援会活動が弾圧された不当なもの」「取調べや裁判の中では、思想調査まがいの尋問が公然と行われた」などと事件の異常さを報告、裁判勝利への決意を表明しました。
 結成総会に参加した人の間からは、「思想調査まがいの検察質問を裁判官は許したのか」「人権侵害に対する大きな運動が必要だ」などの声が出されました。
 支援する会は、十八日の裁判傍聴や同事件の学習、署名、ニュース発行など、当面の活動方針を確認しました。
 長崎県の支援する会は全国十六番目の結成。
公選法・大石事件、長崎で支援する会結成