七十人のお年寄りが幼稚園児のお遊戯や、マジックに拍手かっさい

 長崎市の大浦診療所・デイケア室で八日、「大敬老会」が開かれ、ディケアーやディサービスに通う仲間たち、同診療所と近くのグループホーム、病棟のお年寄りら約七十人がいっしょになって、家族や職員が見守るなか楽しいひとときを過ごしました。
 近所の大浦保育園の園児約四十人は、「子どもエイサー」や「トマトのお姫様」などのかわいい元気なお遊戯を披露。立ち上がって拍手した女性は、からだいっぱいの笑顔で「よーおぼえたね、かわいい。いくつ?」と声をかけます。
 デイケア室の職員男女が演じる「白鳥の湖」の迷バレーには、涙を流して大笑い。グループホームの仲間たちも、ねじり鉢巻にハッピ姿で「ソーラン節」を踊りました。
 激励にかけつけた鈴木勝利さんのマジックショーでは、「燃えた一万円札」にハラハラドキドキ。手品が成功するたびに、「オー!すごい」と目を丸くして盛んな拍手をおくっていました。
 お年寄りの様子に気を配るディケアー室の古川豊枝室長は、「多くの高齢者が子どもたちにも楽しくふれ合えるように、こういう機会がふえれば」と話していました。自宅で介護にあたっている家族の人たちもともに楽しんでいました。
 大敬老会に参加した最高齢者は、同室に通う田中ヨシさんでした。
大浦診療所で「大敬老会」。お年寄りも大喜び
「しんぶん赤旗」2004/9/10