全国いっせいの「労働法律相談|一一〇番」活動に呼応し、長崎県諌早市の労働者法律ネットワークは五日、弁護士の協力も受け、電話による「リストラ一一〇番」を実施しました。今回で二十三回目です。
 この日、午前十時のスタート直後から電話が鳴り始め、「仕事が遅れたので辞表を書けといわれた」「(労働条件を無視し)職員がやめるのはあなたの責任だと退職を迫られた」などの相談が相次ぎ、午前中だけで約十件が寄せられました。
 また、「賃金が二ヵ月遅れのうえに三分の一しか支払われない」「仕事が減って自宅待機を命じられ収入が大幅にへった」など、賃金にかかわる相談も目立ちました。
 同ネットワークの宇野康行事務局長は、最近は、首切られてパートにされたとか、賃金未払いなどの事例が増え、労働条件も厳しくなっていると指摘。「おかしいと思ったらきちんと意思表示をすることが大事。それができなくても、即答せず『考えさせてくれ』といってぜひ相談してほしい」と呼びかけています。
 いっせい労働法律相談は十九日にも行われ、「過労死・過労自殺」についての相談を受け付けます。当日の専用電話は095・826・9022(午前十時から午後三時)です。
「リストラ110番」に次々電話が
「しんぶん赤旗」2004/6/9