17日、被爆県ナガサキにある佐世保基地から、テロ特措法にもとづき、イージス艦「こんごう」と最新護衛艦「ありあけ」がインド洋に向けて出港してゆきました。

家族や自衛隊関係者らが見送るなか午前10時40分、立神桟橋をはなれたイージス艦「こんごう」は大きな汽笛をひとつならし、艦首を佐世保港口にむけ、静かに動き始めました。

これに先立ち、午前10時から、佐世保原水協、平和委員会などの民主団体と日本共産党は前畑岸壁で抗議集会を開き、山下千秋市議(原水協理事長)、中田晋介県議、川尻和夫県平和委員会事務局長らが、次々にマイクをもち、「テロ報復戦争がもたらしたものは、殺戮とアフガン社会の荒廃だけ、テロ根絶どころか逆にテロ増幅をもたらした。大義のないイラク戦争まで支援してきた自衛隊艦船のインド洋派遣は、世界中がアメリカ批判を強めている中で、異常なまでの日本政府のアメリカ言いなりを示すもの」「高度な情報通信能力を持つイージス艦派遣は日米共同作戦という集団的自衛権行使に踏み込むもので絶対に許せない」などと批判しました。集会参加者は目の前をすすむ「有明」と「こんごう」に向かって、「自衛隊の海外派兵反対」「イラクから直ちに撤兵せよ」「有事法制反対」「憲法第九条を守れ」などと怒りのシュプレヒコールを浴びせました。

イージス艦、護衛艦がテロ特措法にもとづき、インド洋へ出港
民主団体と日本共産党が抗議集会

山下千秋佐世保市議の投稿です