憲法施行57周年にあたる2004年5月3日、長崎市の勤労福祉会館で、「許すな!憲法改悪・長崎のつどい」が開かれ市民ら180人が参加しました。
 これはどう実行委員会が呼びかけたもので、呼びかけ人には横山茂樹弁護士、県保険医協会会長の哲翁昭邦医師ら8人が名を連ねています。
 「つどい」では主催者あいさつにつづき、大阪電気通信大学の足立英郎助教授(大阪憲法会議幹事長)が「改憲論の現状と私たちの課題」と題して講演しました。 
 足立氏は、「近代憲法の基本は権力者の暴走にワクをはめるものだったが、改憲論者のねらいは国家が国民を規制し、従わせようとする復古的なもの」と指摘しました。そして、現状や国民意識をリアルに見て、「憲法九条を改悪することは、日本が加害者になるかどうかが問われている」ことを正面から訴え、「他の諸課題と連携を重視した運動を強めよう」と呼びかけました。
 講演のあと参加者から、「憲法の成り立ちについて」「9条改悪と徴兵制の関係は」などの質問や、意見が寄せられ、足立氏が一つ一つていねいに回答しました。
 また新婦人の会の人たちが、「長崎弁で憲法を語る運動」について実演し、大きな拍手に包まれました。
 「つどい」は最後に、「日本国憲法を大いに学び、憲法改悪反対の一致点で共同する広範な運動を」と呼びかけるアピールを採択しました。
「許すな!憲法改悪・長崎のつどい」に180人