「日本丸」、三十六枚の真っ白な帆が青空にくっきり

 「二〇〇四長崎帆船まつり」が、長崎港内と出島・常盤ふ頭周辺で開かれ、観光客や家族連れでにぎわっています。
 長さ百十b、マストの高さが五十bにもなる日本最大の帆船「日本丸」と「海王丸」、ロシアが通商を求めて長崎に来航したときの旗艦の名を冠した大型船「パラダ」、オランダで復元建造された蒸気帆船「観光丸」など六隻が、春の日をいっぱいに浴びて優雅な姿を見せています。
 二十五日には、乗組員の掛け声に合わせて「日本丸」のセイルドリル(展帆)が行われ、三十六枚の白い帆が青空いっぱいに張られると、集まった市民や観光客が感嘆の声をあげて拍手。「帆を張るのも重労働だ」と話しながら、さかんにカメラのシャッターをきっていました。
 帆船は夜十時までライトアップされ、二十七日午後二時ごろ出港パレードが行われます。
帆船まつりでにぎあう長崎港
「しんぶん赤旗」2004/4/26