「大学生の年金払っているが、本当にもらえるのか」、「保険料が上がって給付が下がるのはたまらない」

 「『保険料は高く、給付は低く』の年金大改悪は許せない」と、長崎県社会保障推進協議会(県社保協・哲翁昭邦会長)は十三日、「年金・電話一一〇番」に取り組み、福祉相談員や年金者組合役員が応対しました。
 この日の電話相談は五件、「予定していたより年金額が少ない」(女性)「大学生の息子の国民年金を払っているが、将来年金を受け取るときプラスになるのか。年金は本当にもらえるのか」(男性)などと、年金への不安の声が寄せられました。「保険料が上がり給付が下がるのではたまらない。政府はもっと分かるように説明すべき」(ыホの女性)と、年金改悪への怒りの意見も相次ぎました。
 応対した長崎年金者組合の石本吉郎さんは、「今後年金はどうなるのか、掛け捨てになるのではないかとの不安の声が多く、公的年金への不信感が広がっているのではないか」と感想を語っていました。
 県社保協では今後も、年金問題の相談会に取り組むことにしています。
年金110番、将来への不安相次ぐ
「しんぶん赤旗」2004/3/16