「NO WAR!女性の声を大きく」と、二〇〇四年国際婦人デー長崎県集会が七日、長崎市魚の町の長崎市民会館で開かれ、約八十人が参加。世界の女性と連帯した運動の歴史に学び、「憲法守れ、イラク派兵やめよ」「核兵器廃絶」と訴えました。
 鎌田信子実行委員長のあいさつに続き、「世界社会フォーラム(WSF)二〇〇四」に参加した永濱絵美さん(長崎市役所従業員組合)らが、インド・ムンバイでの熱気あふれる感動の集会を報告。被爆写真展示を見ていたインドの女性から、「(日本は)こんな被害をうけたのに、どうして自衛隊をイラクに派遣したのですかと問われた」と、世界に通用しない日本政府の姿勢への疑問の声を紹介、日本での運動の大切さを強調しました。また、「こんな世界的集会なのに日本の商業メディアは報道しなかった」と、報道のあり方に疑問を投げかけました。
 長崎の被爆者・下平作江さんは、必死で立ち上がっている原爆症認定集団訴訟の意義を訴え、「イラク行きの自衛隊を日の丸が見送る姿が怖ろしい。再び被爆者をつくってはならない」と裁判支援を呼びかけました。
 集会では、「イラク派兵の中止・撤退」などを求めるアピールを採択、「女性の心をひとつに声をあげよう」と繁華街をパレードしました。
国際婦人デー、女性の心ひとつに「核兵器廃絶」「イラク派兵反対」など訴え
「しんぶん赤旗」2004/3/9