「こんなムチャなこと許せない」と、高校生や若者らが次々署名

 「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会は十四日、長崎市の中心街・大丸前で、諫早湾干拓事業・西工区の前面堤防工事差し止め訴訟(佐賀地裁で係争中)の「早期公正判決」を求める宣伝・署名行動を行ないました。
 有明海では、今月初旬から沿岸の広い範囲でドロドロの浮遊物が網にべったりと付着し、全く漁にならない事態が発生、「有明海異変」と呼ばれる深刻な影響は拡大する一方です。
 この日の行動に参加した十人の会員が、「諫早湾干拓は、日本有数の干潟をつぶし有明海をダメにする公共事業。止めさせるための署名にご協力を」と訴えると、「こんなムチャクチャなことは絶対許せない」と怒りを
あらわにした高校生や若者らが次々に署名、関心の高さが伺われました。
 通りかかった茶髪の青年は、「遠足で諫早湾の干潟に行った。ムツゴロウは面白く、シチメンソウがきれいだった。なんでだめにするのか」と話し、友人にも署名を促していました。
 この日は、一時間ほどの行動で二百五十三人分の署名と三千三百円の募金が寄せられ、同会への申し込み書を求める人もいました。支援する会では諫早湾奥がギロチンで閉め切られた「十四日」を忘れないように、毎月十四日に街頭署名を行っています。
有明訴訟宣伝署名、訴訟を支援する長崎の会が宣伝・署名
「しんぶん赤旗」5月16日