市長への手紙や地雷撤去活動など次々に意見発表

 長崎の街から「戦争やめての声を広げよう」と、長崎市内の小中学生ら約五十人が三日、同市のメルカ築町に集まり、「緊急・子ども平和のつどい」を開き、意見発表や戦争反対の横断幕づくりをしました。
 この日のために発表を準備してきた子どもたちは、「戦争は人を殺すだけ。何ができるか考え、市長に『戦争反対』の気持ち伝えてもらおうと手紙を書いた。クラスで話したら何人も手紙を書いてくれた」(小学六年)。「地雷撤去のため生徒会で資源回収活動をして半年で六個分(六万円)集めた」(中学生)。「中三で平和アンケートを集めたが『一番心配なこと』はイラク戦争だった。その理由は@子どもが犠牲になるA日本が巻き込まれるだった。『平和のためにやれること』は@反戦運動A署名という答えだった」(中学)などと次々に発言。
 参加した子どもたちからも、「集めたお金をどうすれば地雷撤去できるのですか」とか、「長崎の人が『核兵器はこんなに恐ろしい』と訴えているのに、なぜ核兵器を持つ国があるのか。どうすれば長崎の被爆者の声をわかってくれるのか」など、活発な意見が出されていました。
 子どもたちは話し合いのあと、「戦争反対の気持ちを表そう」と、みんなで横断幕づくりをしました。
長崎・子ども平和の集い、
「戦争やめての声を広げよう」と、長崎の小中学生がつどい
「しんぶん赤旗」5月8日