「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する会と、諫早湾の干潟を守る長崎県共同センター(高村暎代表)は二十九日、長崎市の鉄(てつ)橋で、諫早湾干拓・前面堤防工事の差し止めを求める同訴訟の早期・公正な判決を求める街頭宣伝と署名行動を行いました。
 行動に参加した約二十人はマイクも使い、干拓事業の受注企業から金子原二郎知事や自民党長崎県連に多額の政治献金が流れていた実態も紹介。「ムダで環境破壊の諫早湾干拓事業は中止以外にない」との訴えに、仕事帰りの市民らが「企業献金は禁止すべき」「こんなムダなお金を削って福祉に使って」といいながら署名しました。
 長崎市内にある「聖母の騎士社」の水浦征男代表は、「広大な大自然を破壊することはあまりにも不自然。防災は他の方法があるのにそれもせず強行し、子どもたちに受け継ぐべき大自然を壊した政治家たちの責任は重い」と話しました。
 行動には、日本共産党の中田晋介県議、石川悟南部地区委員長も参加、ともに署名を呼びかけました。
「よみがえれ!有明海訴訟」の早期・公正判決求め署名
「しんぶん赤旗」3月31日