からりと晴れ上がった初春の二日、原水爆禁止長崎協議会(長崎原水協、長崎市)は、新年恒例の反核・平和の署名活動に取り組み、「米国のイラク攻撃反対。核兵器の使用を許さず、核兵器全面禁止・廃絶を」と訴えました。

 署名には十人が参加。この日も、平和公園(同市松山町)には早朝から観光客や市民が次々に訪れて祈念像に手を合わせ、展示された原爆写真パネルや遺構などに見入っています。

 大塚孝裕事務局長らが、イラク攻撃や核使用の危険をのべ、「七万四千人の命を一瞬に奪った一発の原爆。テロ被害者の二十倍以上の凄まじい被害の実相をパネル写真で見てください」と呼びかけるたびに、三人、五人と振り返って署名のペンを握っていました。

 愛知県から家族四人で観光にきたという松島薫さん、「世の中、だんだん暮らしにくく危険な方に行ってるのを感じます。これからの子ども達の時代に原爆なんてとんでもないです」と、そろって署名。
 イラク攻撃に反対するブッシュ米大統領と小泉首相あて「要請ハガキ」の説明を聞いたミャンマーからの留学生は、「小泉首相の姿勢が一番問題、友だちの分もください」と数枚のハガキを受け取っていました。
長崎原水協が新春恒例の署名行動
「イラク攻撃反対、核廃絶を」との訴えに観光客ら次々署名
「しんぶん赤旗」 1月5日