「テロと報復戦争で生じたのは憎しみの拡大だけ」「自衛隊派兵やめよの声を」と訴え

 有事法制に反対する長崎県連絡会と同長崎市連絡会は、米国同時多発テロ二周年の十一日、長崎駅前高架広場で街頭宣伝を行い、「テロも戦争も許さない平和な世界を」と訴え。あわせて「自衛隊のイラク派兵に反対する」署名行動に取り組みました。
 行動には諸団体から約二十人が参加。県連絡会の大塚孝裕事務局次長らは、「アフガニスタンとイラクでは同時テロの三倍を超える市民が犠牲となった。武力の応酬ではテロはなくならないというのが二年間の教訓」などとのべ、「この日を出発点に、気持ち新たに自衛隊のイラク派兵反対の運動強化を」と訴えました。
 家路を急ぐ労働者や市民、学校帰りの高校生らが次々に署名し、なかにはベンチに座って受け取ったビラにじっと目を通す人の姿もありました。
 「戦争は絶対ダメ」と言いながら署名した高校生の二人連れは、「イラクではアメリカへの憎しみが強まるばかり、米軍が居すわり、市民や子どもたちが犠牲になるのはおかしい」などと話していました。
同時多発テロ2周年で市民団体が、宣伝署名