米政府が20日朝(03年9月)、ネバダ州の地下核実験場で、実験中止を強く求める国際世論を全く無視して、通算20回目の未臨界核実験「ピアノ」を強行しました。
 これに対し、非核の政府を求める長崎県民の会(代表常任世話人・中村尚達弁護士ら3氏)は20日、「米国政府の未臨界核実験の強行に抗議し、今後、いっさいの核実験計画の即時撤回」と「核兵器廃絶の速やかな実行」を求める抗議文をブッシュ米大統領(在日大使館気付)、小泉首相、川口外相あてにそれぞれ送付しました。
 抗議文は、人類の滅亡につながる核兵器の使用目的のために強行された未臨核実験は絶対に容認できない。強い怒りと心の底からの新たな憤りをもって、厳重に抗議する。「長崎を地球最後の被爆地に」との熱い思いで、全世界の非核平和を願う人々と共同してきた。この流れはますます大きくなってきている。米政府が国際世論に耳を傾け、速やかに核政策の根本的な転換をおこなうことを強く求め、抗議しています。
 (非核の政府の会の川口龍也さん提供)                    
米政府の未臨界核実験の強行に抗議