長崎県佐世保市に置かれている米海軍基地の基地司令官公邸と針尾米軍住宅に、いつも掲げられている星条旗の下に、最近になって黒い旗が掲げられるようになりました。なんだろうと疑問に思った日本共産党山下千秋市議が、佐世保市基地対策課を通じ、問い合わせしてもらったところ、米軍基地から「イラク戦争で死亡した米兵への弔意だ」という返事が返ってきたそうです。7月27日には、星条旗自身も半旗にして掲げていました。

 山下千秋市議は「無法な戦争に引き続き、不当な軍事占領にイラク国民の抵抗はやむ気配はありません。大義のない戦争と占領に従事させられる米兵には、厭戦気分が強まっているといわれます。黒い旗に、引き続く星条旗の半旗は、米国の覇権主義が『平和のルールをまもれ』という国際世論に苦悩している姿を象徴しているように思われます」とその感想を述べています。
苦悩の象徴(?)米軍基地に弔意の旗掲示
2003年7月27日、佐世保市議の山下千秋さん提供