有明訴訟を支援する会と九州ネット住民の会は、7月19日夜、島原市の白山公民館で「有明海再生!講演と報告会」を開きました。市内の漁民10人を含めて約50人が参加しました。
 東幹夫長崎大学教授は「有明海異変と再生への道」と題して講演。ノリ第3者委員会の活動と問題点、謎の浮遊物問題と有明海再生のためになすべきことについて、詳しく語りました。
 有明訴訟原告団の縄田浩孝弁護士は、「なぜ裁判をおこしたのか。どうすれば裁に勝てるのか」について報告しました。
 同後藤弁護士は裁判勝利のため「原告、支援する会を大きく広げよう」と呼びかけました。 岩井三樹支援する会事務局長は、「この夏が最大の山場。有明裁判と公害調停を勝利させるために、8月1日の裁判傍聴、佐賀の裁判報告集会を成功させ、署名等あらゆる取り組みを強化しよう」と訴えました。
 会場の漁民からは、南総計画を止めさせる長い熱い闘いの経験が語られるとともに、「290人の漁業者のうち20歳台は一人だけ。漁業不振でいま後継者も育たない」という厳しい漁業の実情が話されました。 
有明海再生!講演と報告会
 島原市で漁民ら50人が集う
福岡洋一諫早市議から写真と原稿を送ってもらいました。