消費税率を二桁に引き上げる財界や政府の動きが強まるなか、消費税をなくす長崎の会は二十四日、長崎市浜町の大丸前で街頭宣伝・署名行動を実施し、「あなたも消費税をなくす会に入会を」と呼びかけました。通算百二十六回目です。
 この日の行動には十一人が参加。交代でマイクをにぎり、「一方で年金や医療を改悪し、『年金や福祉を守るため』といって消費税大増税を持ち出すのはおかしい。有事法制で戦争する国となり、自衛隊海外派兵の要請に応える増税の狙いが見えます」と、小泉内閣の危険な実態を道行く市民に知らせました。
 この日の行動では、年金生活者と思われる年代の人たちの署名が目立ち、消費税引き上げの動きに大きな危惧をもっていることが伺われました。
 16歳で被爆し苦労を重ねてきたのにと話す吉山昭子さんは、「冗談じゃなかよ、年寄りは食べられんようになる。絶対反対せんば」と怒りをあらわにします。
 別の女性も、「年金は少なくなるし、介護保険も病院代も上がったのに、小泉さんは庶民のことが分かっていない。まず政党助成金をやめるべき」と話すなど、署名が終わった後も、今の政治のひどさを話し合う場面があちこちで見られました。
 一時間ちょっとで百七十人が入会署名に名前を寄せました。
「年金、医療改悪のうえに消費税大増税とは、絶対許せない」
消費税なくす会が百二十六回目の宣伝・署名