新日本婦人の会長崎県本部(新婦人、前田保子会長)は二十二日、同県加津佐町にある「ふれあい田んぼ」で、恒例の田植えツアーを行い、県内各地から集まった十二歳までの子どもたち二十一人を含む約五十人が田植えや、田んぼの感触を楽しみました。
 「日本の農業と家族の健康を守ろう」と、島原半島で活動する南高農民運動連合会と新婦人県本部が提携し、十年前から毎年実施しているもの。
 はじめは不安そうに田んぼに入った子ども達もすぐ手つきがよくなり、教わった通りに田植えヒモに沿って早苗を立てていきます。「きれいに並んだね」とそばで見守るおとうさん。赤ん坊を背負って田んぼに入る若いおかあさん。「アッ、オタマジャクシだ」と元気な声があがりました。
 「水田が広がれば、そよ風が気持ちいいでしょ」と、笑っていた農民連の荒木弘光さん。「一ヵ月たってまた来たら、自分が植えた苗が大きくなって感動するよ」と、やさしく子ども達に語りかけていました。
 何日も前から心待ちにしていたという小学六年生の甲能和浩君Dは、「田んぼの中はぬめぬめして変な気持ちだったけど、楽しかった」と大喜びでした。
 秋には収穫祭が行われます。
新婦人県本部が恒例の田植えツアー
 
「しんぶん赤旗」2003/6/25