十九日午前から昼過ぎにかけて、長崎県の五島列島や対馬の西海域を通過した台風6号は、福江市や玉之浦町、厳原町などを暴風雨に巻き込みながら北上、離島を中心に被害をもたらしました。 この台風によって県内の一万二千世帯が停電、七十九世帯百十八人が自主避難しました。
 四十bを超す瞬間最大風速を記録し、集中豪雨に見舞われた五島福江島(一市五町)では四千四百世帯が停電、特産の葉タバコや野菜畑が、巻き上げられた海水などによる塩害など広範囲で被害を受けました。(写真提供 向原安男福江市議)
 
 日本共産党の向原安男福江市議は、台風通過直後に農作物の被害状況を視察。「葉タバコの収穫はまだ一割程度。これから良質の葉が取れる予定だったのに」と、昨年の不作に続く今回の被害にぼう然とする関係農家の声を聞きました。
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 日本共産党福江市議団(向原安男団長ら三人)は二十日、同市の木場弥一郎市長に「6号台風被害農家の緊急対策」を申し入れました。
 申し入れたのは、@被害の実態を早急に把握し、農家の要望にこたえること A他県から移住した新規就農者への特別な対策を B住民税、国民健康保険税など、条例による『天災の場合の税減免』措置を講じることの三点です。
五島など台風6号で被害
葉タバコや野菜被害問題で党市議団が申入れ