国がすすめる諫早湾干拓事業の西工区前面堤防工事差し止めを求めている、「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会は十四日、長崎市の中心街・大丸前で、裁判の「早期公正判決」を求める宣伝・署名を行ないました。
 諫早湾が「ギロチン」で閉め切られた一九九七年四月十四日を忘れないように、毎月十四日に街頭行動をおこなっているものです。
 この日の行動には、訴訟の原告や支援する会の人たち十三人が参加し、、「ムダで環境破壊の公共事業である『諫早湾干拓』の中止を」「この事業が止まらない原因は企業献金や天下りなど、政官業の癒着です」などと、対話しながら署名を呼びかけました。
 昔の有明海をよく知っているという二人連れの女性は、「貝も魚もとれるもとの海に戻してほしいですね」ときっぱり。
市内に住む若い男女や、県外の修学旅行生も、「干潟が全国からなくなるのはたいへんなこと」「自然を壊すのは一番よくない」と話しながら署名しました。
 ポスターをみて駆け寄り、「なぜ(有明海が)こんなになる前にもっと反対しなかったんだ」と怒り出す男性もいて関心の高さが伺われました。
 一時間ほどの行動で二百八十七人分の署名が寄せられました。
「貝も魚も取れる元の海にもどしてほしい」と、若者や市民らが次々署名
 有明訴訟を支援する会が宣伝活動