日本共産党長崎県委員会は十七日、長崎市で上田耕一郎副委員長を弁士に演説会を開き、県内各地から八百人が参加。総選挙・いっせい地方選挙勝利への大きな一歩を踏み出しました。
 上田副委員長は冒頭、「来年の地方選挙で現有議席を必ず確保し、さらに大きな躍進を」と訴え、参加者は大きな拍手でこれに応えました。
 上田氏は、中東諸国訪問などで米国のイラク攻撃阻止に大きな役割を果たしている日本共産党の野党外交を紹介、「核兵器廃絶こそ平和の原点」と、イラク攻撃反対と核廃絶を訴える被爆地の運動を激励しました。
 経済問題でも「四つの緊急経済要求」を示し、暮らしと営業を守るための国民のたたかいの必要性を強調。「外交や平和問題でも、経済問題でも、日本の主権を確立する戦いだ」ととのべました。
 上田氏はまた、北朝鮮の拉致問題を利用した公明党などの日本共産党攻撃にふれ、「人道問題を党利党略につかうものだ」と批判、この問題で国会質問を繰り返してきた党の立場を解明しました。
 上田氏の演説に先立ち、深町孝郎県委員長が開会あいさつ。さらにいっせい地方選挙の候補者32人か壇上に並び紹介され、大きな拍手に包まれました。
 中田晋介、西村貴恵子両県議、江頭学中部地区政策委員長も県政問題を語り、日本共産党の躍進を訴えました。
上田副委員長を迎えて演説会をひらきました
紹介されるいっせい地方選挙の候補者のみなさん
熱弁ふるう、上田副委員長
会場埋めた参加者のみなさん