井上美代さんが「政治に強くなり、さらに大きな新婦人を」と訴え、参加者を激励

 長崎県の新日本婦人の会(新婦人)創立40周年を記念する、「輝け憲法!はばたけ新婦人!長崎のつどい」が十日、長崎市で開かれ、県内各地から二百十人の女性たちが参加。「平和・憲法・未来|新婦人40年のあゆみ」と題して参院議員・井上美代さん(新日本婦人の会会長)が記念講演を行いました。
 井上さんは、米国のイラク攻撃反対や原爆症認定、「諫早干潟を守れ」など、長崎の女性たちがすすめてきた活動の重要性を強調し、「こうした草の根の活動によって幅広く、深さも高さもある新婦人に発展してきた。政治に強くなり、さらに大きな新婦人をめざそう」と訴えました。
 集いでは、タペストリーや絵手紙など、日ごろの要求小組活動の成果が展示され、コーラス小組「花の輪」は「長崎ぶらぶら節」などを熱演、したたかで明るい女性たちの歌声を響かせ大きな拍手を受けていました。
 誘われて初めて参加したという天野恭子さんは、「大事な話が多く参加してよかった。コーラスの歌詞が心にしみました。こうした活動には協力したいですね」と話していました。
 同会は、「核兵器も戦争もない平和な世界を」など、新婦人の目的を被爆地で実践してきた女性団体。女性の権利や生活向上、子どもの幸せのための要求運動を草の根からすすめてきました。
新婦人が40周年の集い
あいさつする前田保子会長
長崎ぶらぶら節の合唱