30人学級実現早期に
 教師30人が署名呼びかけ
「しんぶん赤旗」9月11日付
 ゆきとどいた教育を求める運動をすすめている、長崎のゆたかな高校教育をめざす会と長崎の私学助成をすすめる会は七日、長崎市の鉄橋(てつばし)で、高校の教師ら三十人が参加し、「三十人以下学級の実現」「私学助成の大幅増額」などの請願署名を呼びかけました。
  
 長崎県の私学への一人当たり助成額二十九万五千八百一円(今年度予算・高校)、全国平均より二万円少ない状況です。マイクで、「署名の力で助成金は毎年増えていますが、他県と比べると差があります。高校の統廃合でなく三十人学級の実現と助成金の大幅増額を」と訴えると、帰宅途中の高校生や主婦らが次々の署名に応じていました。
  教師たちが署名で頑張っているので手伝っているという三人連れの女子高校生は、「親に負担をかけているで署名の趣旨に賛成です」といいながら、道行く市民に風船を配っていました。

 市内に住む田中加代さんは「一学級の人数が多いと先生の目も届かなくなると思う。少人数学級にしてほしいですね」と話しました。署名は国と県に請願書とともに提出されます。